この地域の ゆずは、全国的にも、名の通った産物で、香りが強いのが特徴です。
古くから、料理の調味料や薬味として、また、冬至のゆず湯として 多くの人に
愛用されて来ました。
ゆず(柚、柚子)は、ミカン科の常緑植物で 柑橘類の一種です。
中国揚子江上 流が原産と言われています。
日本には、かなり古い時代に渡来し、奈良・平安時代には、既に植えられて
いたそぅです。
ゆずの果実は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸を多く含み、果皮には、たくさんの
ビタミンCが含まれ、女性の肌荒れや冷え性に効果的です。果汁は、カリウム
カルシウムも多く含みます。
苦味をもつ物質、リモノイドは、抗がん作用・悪玉コレステロール抑制作用が
あり、また、精油成分やクエン酸・ビタミン類が相乗的に働き、リウマチ・関節炎
などの 腫れや痛みを緩和する働きもありますし、腰痛、ひざ痛、神経痛、などの
炎症性の痛みにも効果があり、その他、風邪、二日酔い、月経不順、膀胱炎
食欲不振、貧血などにも、効果があるのだそぅです。
さらに、血中コレステロールの低下、抗ウイルス作用の働き、また 含まれる
ビタミンPには、血圧低下、 脳卒中や 心筋梗塞の発作予防の 働きもする
のだとか。ゆずって 凄いですね。
ゆずの持つ独特の風味は、食欲も、そそりますよね。
皮は、主に 香りを楽しむ食材なので、鍋物や めん類の薬味として使ったり
中身をくりぬいた ゆずを器に見立てて、その色形や 香りを楽しんだりもします。
また、酢の様に、すっぱい果汁は、焼き魚にかけたり、ドレッシングに入れたりと
お料理の味を ぐっと引き立ててくれ、お料理の名脇役と言われています。
ジャム、ゆず湯、シャーベット、味噌、ゆず酒、などといぅもの もありますよね。
ゆずは、種だって 無駄にはなりません。
焼酎に 1か月程、浸けると 全身用ローションとしても 使えるのだそぅですよ。
これから 冬にかけ、ビタミン不足にも なりがちです。
香りが高く、ビタミンの豊富な ゆずを 味わう といぅのも 良いかもしれませんね。