明治24年、当時の
秩父郡日野澤村の
阿左美源治氏(初代)が創業しました
阿左美冷蔵。
110余年続く、
氷の蔵元です。
専用の製氷池に貯水して 冬(12月から1月)の寒さで 池の表面にはった氷を
切り出して出荷します。
その為、風によって 氷の表面に付着した落ち葉や埃を毎日数回、清掃します。
また、降雪時は 状況に応じて除雪するか、早めに氷を切り出します。
そして、製氷池が氷の膨張で破損しない様に 毎朝晩、氷の一部を割って
取り除きます。
日本国内においては、明治時代に 諏訪湖や 五稜郭付近で大量に生産され
都市へ貨車輸送されていたそぅです。
その後、電気冷蔵庫の普及による需給バランスの変化により、天然氷製造所も
秩父では、1件を残すのみとなっています。
秩父盆地は、豊富な森林と清らかな水に恵まれ、最盛期には、数十件の天然氷
製造所が存在していました。
かつて、海底であった秩父地域。その地下を通った伏流水は、弱アルカリ性を示し
柔らかな口当たりが特徴だそぅですよ。
阿左美冷蔵では、素材を素直に用いて 独自のかき氷用シロップを作っています。
見慣れた かき氷より、色合いは少し控えめ、甘みに加えて 酸味やコクといった
天然素材の複雑で繊細な味が特徴です。
シロップの源は砂糖。氷糖みつは、糖度 およそ67度。氷糖みつに 四国産 和三盆糖を
加えて出来た 氷みつ。
その他、沖縄黒糖のみを原材料に使用した 黒みつ。果実を使用した、苺みつ・桃みつ
里ぶどうが お勧めなのだとか。
季節ごとにも、桜あずき・甘酒・くるみミルク・山ぐり・お芋あずき・黒みつきなこ等
新しい シロップの開発にも 日々、取り組んでいるそぅですよ。
いや~、寒々しい 身も凍る様な話題で 失礼しました。(笑)