松茸は 主に
赤松の根に生えます。
今まで、多くの人々が 人工栽培を試みていますが、 未だに 完全な人工栽培には
成功していません。
しかし、香り成分、
桂皮酸メチルエステル、
マツタケオール、
イソマツタケオール
これらは、
1940年代に 合成に成功しています。
ところで、食卓に上がる 同じキノコ類の多くは、栽培が可能であるのに
どぅして、松茸の人工栽培は、難しいのでしょう?
キノコ類は、菌が糸状に集まった 菌糸が枯れた木や、木の根などに入り込み
栄養を摂って 大きくなります。
食べられるキノコは、樹皮の外や、地面の上に出て、傘の様な形になった部分を
食べます。
栽培が可能な‘シイタケ’や、‘エノキタケ’は、菌がつくところが、生きた木でなくても
自力で分解、栄養として吸収が出来る 腐生菌と いぅものだそぅです。
しかし、マツタケの菌は 生きた木でしか育たない 共生菌、菌根菌と いわれるもので
雑菌に とても弱く、他のキノコ類に比べ、菌糸の成長が遅いのだとか。
ですから、土の養分が少なく、やせている赤松の根が 条件となり、この様な条件を
人工で造っても、長時間、雑菌が入り込まない様に 保っておく事が 難しいのだそぅです。
近年、国内のマツタケの収穫が 減っている要因は、赤松を枯らす マツクイムシや
森林の乱開発、等々。
また、人々が枯れ木を まきにしたり、枯葉を肥料に したりするする事が減った為
枯れ木や落ち葉が積もり腐り、結果、色々な菌が繁殖してしまうことで マツタケの菌が
成長 出来なくなったとも いわれています。
あの有名な 永谷園の お吸い物。
子供の頃は、てっきり マツタケが入っているものだと、信じこんでいたものですが
よくよく見たら、マツタケ風味だったのですよねぇ。
すっかり、だまされてました。
そぅそぅ、私が高校時代、後輩の学年に、永谷君といぅ 御曹子が いるとの 噂を
耳に していたことを 思い出しました。
今年は、どこぞで 豊作だ! 熊に襲われたり、遭難する お年寄りが急増! だなんて
ニュースを見ましたが、一般人に とっては、高根の花で あることには 違いないですね。
松茸風味で 十分です!!