`たぬき’ の置き物

秋冷の候
日足も すっかり 短くなり、一雨ごとに 秋の深まりが 感じられる 今日この頃。
この時季、朝晩と 日中の 気温差は、かなりのものが ありますね。
油断をして、風邪など ひかない様、気を つけたいものです。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

居酒屋などの 入口脇に置かれている、大きな ‘たぬき’ の 置き物
最近では、あまり 見かけることも なくなりました。
何で、たぬき なの? なぁんて、思ったりしたことは ありません?
その発祥って、知っている人は、あまりいないのではないでしょぅか? 

そんな たぬき を じっくりと 見てみると・・・
定番の大きな おなかの下には、立派で巨大な “ふくろ” が下がっています。
これは商売繁盛子孫繁栄のシンボルで、大きく広げることから 八畳敷きといわれ
多くの客が入るといぅ 意味が込められています。

次に、頭に かぶっている “すげ笠”魔除けで、手に持っている 大福帖商売繁盛
信用第一、更に 持っている 一升徳利には 八」の文字が 入っているのを お気づき
ですか?
八の字は 末広がりで 縁起が良いことからですね。
丸い目は気配りをする、大きな耳はお客の話を聞く、すなわち、注文をよく聞けるように
といぅ、全て 商売を する上での 重要な ことがらや、意味が 込められています

更に 付け加えると、たぬき といぅ言語の発音から 他を抜く」、ぶら下がっている
“ふくろ” には、「前金」お金が入る」 といぅ意味もあるのだそぅです。
ですから たぬきは、同類の 招き猫や 福助人形 などから比べると、一般家庭より、飲食店で
見かけることが 多い訳です。

では、この様な たぬきは、いつ、どの様にして 広まったのでしょぅ?
そんな たぬき人形の多くは、滋賀県信楽(しがらき)で作られています。
信楽町に伝わる話には、明治9年(1876年)生まれの陶芸家、藤原銕造(初代狸庵)
京都の 清水焼の 窯元で 仕事をしている時、月夜の晩に たぬきが腹鼓(はらつづみ)
打って踊っているのを 見て好きになり、自分でも 飼ってしまったといぅ 言い伝えがある
そぅです。

そぅした 縁も あってか、藤原銕造は 後に 信楽に出て、信楽焼の たぬき人形を 本格的に
作り始めます。
それが 戦後になって、徐々に 知られる様になりました。
昭和30年代に 入ってから、そのユーモラスさと、群馬県館林ぶんぶく茶釜」
民話などで 親しみのある動物として 飲食店に 置かれる様になり、先程の縁起かつぎの 意味も
合わさり、全国的に 広がっていった といぅのが、その真相の様です。
 
そんな たぬきの 置物って、よくよく 見ても、決して かわいくは ないし、癒されも しません
けど、どこか 愛嬌が あって、いい感じでは ありすね。

えんリフォーム‘ シュウプロ は、時どきの 出会いを 大切に!
出会えた ご縁を 大切にしたい。
そんな 気持ちで 日々、仕事に 当たって おります。

▼お見積もり・ご相談▼
【フリーダイヤル】0120-654-388
【受付時間】9:00~18:00
【メール】こちらのフォームよりどうぞ(24時間受付)≫
【対応エリア】狭山市・川越市中心に埼玉県内


一覧ページに戻る