よもやま話

花粉症

立春の候
大寒
を 過ぎて 立春を迎えた この時期は1年のなかで 最も 寒さの
厳しい時期とされていますが、日中は 暖かな 日が多いですね。
このまま、春に 向かえば 良いですけど。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

そろそろ、こんな話題も 聞かれる様になりますね、‘花粉症’

鼻水・くしゃみ・目のかゆみ・鼻つまりなど、実に うっとうしいですよね。
花粉症の方でないと 解らない苦しみです。

日本で 花粉症の原因となる花粉は 数々ありますが、主な花粉は スギ花粉
今や 花粉症と言えば スギ花粉症の事を指す と言っても 過言では
ありませんね。

花粉症とアレルギーは 密接な関係を持ち、アレルギーとは 身体を
有害物質から守る 免疫の働きから 起こるものです。
言ってみれば アレルギー反応が出ているのは 逆に健康な証拠
体内に侵入してきた花粉と言う異物を 身体の外に排出しようと
しているのです。 

アレルギー原因となる物質が 体内に入り込むと 人は 免疫機能により
その物質から 身体を守るために アレルギー抗体を作り出します。
抗体が出来てしまうと 今まで アレルギー反応を示さなかった物質でも
異物として判断されてしまい、アレルギー症状が出てしまいます。 

では、この免疫機能が働かずに抗体が出来なければ 花粉症は
起こらない訳ですが、逆に この機能が無くなれば 身体は 外部からの
異物を 容易に侵入させてしまう事になってしまいます。

抗体は 花粉に何度も接触していくうちに その量が どんどん体内で
蓄積されていき、その人の 一定量を超えてしまった時に 初めて
花粉症といぅ症状が起こります。

花粉症の発症原因は アレルギー体質といぅ事も上げられますが
環境ホルモン食生活の乱れストレスなども 大きく関係していると
言われます。
また、喫煙飲酒なども 弱っている粘膜を刺激し、症状を悪化させて
しまう恐れがあります。
どぅです? 酒、たばこ、止めますか?

年齢では 30~50代 位までの 世代に多く見られ、スギ花粉の抗体が
徐々に 増える事から発症します。
実は 既に花粉症となっている人でも アレルギー反応が まだ出ていない人も
多く、これからも どんどん 花粉症の人口が 増加する恐れもあるのです。
いっそ、スギの自生が少ない 沖縄 北海道 に移住します?

花粉症の症状を薬で抑える為には 症状が出てから受診するのではなく
1ヶ月 位前から 予防をする事が重要です。

今年の スギ花粉の飛散は どぅなるのでしょぅ?
例年、2月の半ば位から 始まるそぅですけど、新聞では 花粉情報が
掲載され 始めています。
暖冬なだけに、既に 来ている様な 気もしますけどね。 

 

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時どきの 出会いを 大切に!
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寒冷の候
早、1月も 後半となり、暦の上では 大寒
朝晩の 冷え込みは 身に こたえますが
陽が差す 日中は、風が なければ、暖冬だけに 春を 思わせる様に
穏やかですね。
今年は 花粉の季節も 早いので しょぅか?

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

新年1月も 半ばが 過ぎ。
‘今年は 厄年だけれど、厄祓いは、まだ’ と いぅ方も
いらっしゃいますか?

‘厄’ には、‘苦しい、災い、節’ といぅ意味があります。
そもそも 厄は、に通じると いって、必ずしも 災難
遭いやすい事ばかりが 強調されてきた訳では ありません。

長い人生には 要所要所で 節目があり、肉体的、社会的にも
様々な 変化による区切りがあります。
その節目に当たり、あらかじめ心の準備を怠らない様に昔の人は
‘厄年’ といぅ 習わしを考えました。

  

一般的に 男性 女性の 厄年は異なり、本厄男性の場合は
数え年25歳42歳61歳女性の場合は 19歳33歳
37歳 とされています。
特に 男性の42歳女性の33歳‘大厄’ と呼ばれ、凶事や災難に
遭う率が非常に高いので、十分な警戒が必要とされていて
語呂合わせでも、男性42歳‘死に’  女性33‘散々’
通じると いわれます。

数えと言うのは 誕生日前だと +2歳誕生日を迎えている場合
+1歳を足して計算します。

いずれの厄年にも、その前後1年間
‘前厄’(厄の前兆が現れるとされる年)
‘後厄’(厄の おそれが薄らいでいくとされる年)
の期間があり
本厄と同様に 注意するべきと されています。
また、地域や宗派などによっては 61歳還暦男女共通
厄年とする場合もある様です。

19歳25歳は 青春期に当たる事から、何事にも
向こう見ずになりがちで、無茶をする事も多く、また 33歳42歳
青春期を過ぎ、中高年期への 過渡期に当たる事から、人生のうちでも
曲がり角でもあり、男性の場合は、社会的にも責任が重くなり
精神的・肉体的にも、疲労などが多く、女性の場合は、子育て、あるいは
主婦として、非常に多忙な時期でもあり、いずれにしても
体調や 精神的に 不安定になりやすいとされます。
その為、不慮の事故やケガ、病気なども、起こりやすいのだと
いわれています。
また、そうした凶事が起こらなくても、大厄の年齢では 肉体的にも
体力の 低下や反射神経の鈍化など、衰退が著しくなる時期でもあり
健康管理などの面でも、注意が必要とされる 年頃でも ある様ですね。

例え、本人自身には 関係なくとも、その身の回り
(親などの死・火事・家庭内の不仲など)で、何らかの 凶事が
多発する事が 多いともされます。 

一般的に、‘厄祓い’年始より 節分まで に行います。 
地方によっては、お参りをした際に、わざと身につけている小物を
落して、厄を一緒に落とすと いぅ 風習が あるそぅです。
その他、‘年重ね’ といい、2月に再度、正月を祝い、早く厄年を
送り出す 風習や、節分に 餅や豆と 一緒に厄も まいてしまい
それを 他の人に拾って もらうと いぅ 風習や ぜんざいを多くの人に
配り、厄除けの助けとする 風習などが あります。
また、女性は うろこ模様や 七色の物を身につけると良いなど
様々な 言い伝えも ある様ですよ。 

厄祓いは 典型的な 迷信と思われる方も世の中には
いらっしゃるのでしょぅが、しかし やはり、今年、厄年と言われたら
厄祓いも、やらないよりは、やった方が良いですよね。
‘悪い事が 続くな’ と思っても、厄払いを済ませておけば
気分的にも 落ち着きます。
お寺でも 神社でも、まずは 祓って もらいましょぅ。

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門松(かどまつ)

歳晩の候
年内 余日なく、年の瀬も 押し迫って まいりました。
お正月の 準備に 何かと お忙しい ことでしょぅか?

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

古くより 正月には付もので、家の門の前などに立てられる
一対になった の飾り、‘門松(かどまつ)’

近年、立派な 門松を立てる お宅などは、めったに 目にする事は
なくなりましたね。
正月と いえば、お手軽な しめりと お供え餅を 飾る 程度でしょぅか?
昔は 車にも しめ飾りを 付けて 走るのも 一般的でしたけど
昨今は これまた 見かけることが なくなりましたね。

古くは、木の こずえに 神が宿ると考えられていた事から、門松は 歳神様を
家に迎え入れる為の 依代(よりしろ)といぅ意味合いがあります。
依代とは、神霊が依り憑く(よりつく)、対象物の事を いいます。
つまり、家に神様を 迎える為の目印です。
従来、12月13日に 山から松の木(枝)を取って来る ‘松迎え’ を行い
山から 歳神様・歳徳神(守護神)を 家に迎える といぅ風習が 起源だと
いわれています。

また、門松の風習には 諸説あり、平安時代の貴族達が好んだ 小松引きといぅ
行事で 持ち帰った ‘子の日の松’ 長寿祈願の為に 愛好する習慣から
変遷したものだ とも いわれているそぅです。

門松には、男松女松があるって、ご存知でした?
配置としては、雄松(葉が短くて細い)雌松の配置と
なるのだとか。

早いところでは、12月20日頃から 飾る地方も ありますが
一般には 12月29日に 飾るのは ‘二重苦’、また、9の末日でも あるので
‘苦待つ’ に通じ、12月31日に飾るのは ‘一日飾り’ ‘一夜飾り’といって
神を 疎かにすると いぅ事から、12月28日までに 飾るか 12月30日
飾るのが良い とされています。 

飾る期間は 1月6日の夕方に片付けて、翌日 1月7日‘七日正月’
併せて 7日までを ‘松の内’ と呼ぶ事が多く、地域によっては 1月15日
‘小正月’ まで 飾るところも ある様です。

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温州(うんしゅう)みかん

師走の候
今年も 余すところ、半月程となりました。
今年の 師走は、寒暖の差が 激しいですね。
今季は 暖冬が予想されてますが、ちょこちょこ 雨も降りますし
油断をしていると、一瞬の寒波に ドカ雪など 降りは しませんかね?
そんな 予感も してますが・・・

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

古くから、日本には 世界各地より、様々な 食品が入って来ています。
品種改良などの 栽培方法の進歩から、ほとんどの果実は 年中食べられる様に
なりました。
それは ある意味、季節感の喪失に つながりかねませんよね。

日本で 冬の果物といえば、その代表は、‘みかん’ ‘りんご’ です。
この時期、スーパーの青果コーナーでも、目立つ存在ですね。

そのうち、みかんは 日本で最も 消費量の 多い果実だったそぅですが
近年の 総務省の家計調査では、一世帯あたりの 購入量において
バナナに抜かれ、更には リンゴにも 抜かれて、3位に転落している様です。

こたつに入って、みかんを食べる風景は、何とも 日本の 冬を感じさせます。
季節感は、旬の実りで感じる事ができます。
しかし、季節ごとの行事と 密接に関係して 味わえる季節感も 少なく
ありませんね。

例えば、日本で クリスマスケーキと言えば、生クリームに 赤いイチゴ
代表的ですが、イチゴは 本来、のものです。
石垣イチゴなど、一部のイチゴの促成栽培に始まり、早採りのイチゴの色は
クリスマスカラーとしての が珍重され、今に至っています。

日本の冬の代表、みかんは、その収穫量も多い事から、庶民の味として
楽しまれていますが、北アメリカでは 特別の意味を持つ ‘聖なる果実’ として
珍重されている事を ご存知でしょぅか?

‘クリスマスオレンジ’

実は 日本産の 温州みかん は 毎年、クリスマス向けに 特別な 輸出が
行われています。
日本では 珍しくも 何ともない みかんですが、北アメリカの人々は
みかん(クリスマスオレンジ)を見ると ‘ああ、今年もクリスマスだなあ’ と
皆が 思うのだそぅです。
日本では 極普通の みかんが、北アメリカへ 渡ると 聖なる果実ですから
面白いものですね。

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シクラメン

寒冷の候
師走
の 様相が、日に日に 強く 感じられる 今日この頃。
何かと 気忙しいですね。

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さて、今日の話題は・・・

秋から春にかけて咲き、冬の花の代表とされる ‘シクラメン’。 
ポインセチアと同様、これからの季節に 良く目にしますよね。

シクラメンは、元々、地中海沿岸トルコから イスラエルにかけて
原種が 自生しています。
日本には、明治時代に 伝わったと いわれています。  

和名は、‘豚の饅頭(ブタノマンジュウ)’ ’篝火草(カガリビバナ)’
二種類だそぅです。
ブタ・マンジュウ とは また、どんな 由来なのでしょぅね。

 

埼玉県農林総合研究センター園芸研究所が 育成している クラメンを
ご存知ですか? 
バイオテクノロジーを 駆使して 野生種に しかない芳香を 園芸種に
取り入れた シクラメンで 良い香りのする オリジナルの シラメンで
バラ ヒヤシンスを 合わせた様な  ‘麗しの香り’ ‘孤高の香り’ ‘香りの舞い’
という 品種が 育成されています。

その昔、小椋佳さんが 作詞作曲した ‘シクラメンのかほり’
布施明さんの歌で 大ヒットでしたね・・・懐かしい。
でも、実際には 一般のシクラメンには、ほとんど 香りは
ないのだそぅですね。 

シクラメンの 花言葉は ‘清純思慮深い内気はにかみ’

ご注意!
‘死(シ)’  ‘苦(ク)’
の 語呂 合わせから、病院への 見舞いに
この花を 持って行くのは、タブーと されているそぅですから
気を つけましょぅ。
 

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ポインセチア

初冬の候
早、師走と なりました。
何かと 気ぜわしく、あっといぅ間に 駆け抜けて いって しまいそぅです。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

これからの季節、良く目にします  ‘ポインセチア’。 

今では、ポインセチアは クリスマスの花として、すっかり定着している
感じですよね。

この ポインセチアは、1825年 当時、メキシコ駐在で アメリカの
公使だった ポインセット氏が メキシコに自生していた ポインセチアを発見。
この功績が たたえられて、彼の名前から ポインセチアと 命名されました。

メキシコの原住民だった インディアン達は、ポインセチアを 観賞用として
では なく、茎を切った時に出る 白い乳液解熱剤として使うなど、医療用に
使用していました。
属名は ユーフォルビアと いい、ジャバ王、専属の医師の名前に ちなんだ
ものだそぅです。

日本には 明治時代1886年頃、渡って来ました。
大酒のみの 赤い顔が、ポインセチアの苞葉の 赤色に似ている事から
和名は、猩々木(しょうじょうぼく) とされました。

日光を好む植物なので、日当たりの良い窓辺などに置き、厳寒期は 窓辺の
温度は下がりやすく、植物を傷めますので、夜間は 部屋の中程の 暖房が
直接、当たらない場所へ 置くと良いそぅですよ。 

県内でも 児玉地域を はじめ、行田市吉見町などの 各地でも生産
されていて、埼玉県の ポインセチア生産は、国内では 草分け的存在で
県内の生産者を 中心に 日本ポインセチア協会が 設立されています。

花言葉は、‘私の心は 燃えている’・・・だそぅですよ。
なんと、熱烈 なんでしょぅ。 

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勤労感謝の日

向寒の候
北の地方では、の便りも聞かれる 今日この頃。
朝夕の冷え込みも増し、暖房器具に お世話になる 季節と
なりましたね。

 「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・
 
11月23日は、‘勤労感謝の日’ ですね。

勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)では、‘勤労をたっとび
生産を祝い、国民互いに感謝しあう’
事を趣旨としています。
1948年(昭和23年)公布・施行の祝日法で 制定されました。 

戦前の新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)の日付を そのまま
勤労感謝の日に 改めたものです。

新嘗祭とは、11月23日に 天皇が 五穀米、麦、豆、あわ、きび、または
ひえ)の新穀を 天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、また、自らも これを食して
その年の 収穫を感謝する 祭儀とされます。
宮中三殿の 近くにある 神嘉殿にて 執り行われます。

 

秋に新穀を供えて、神を祭る 稲作儀礼で、飛鳥時代皇極天皇の 御代に
始められたと 伝えられています。
現在でも 伊勢神宮と 各地の神社で 新嘗祭は 行われます。

本来、この新嘗祭は 宮中だけで行われていた儀式ではなく、一般民衆の間でも
新しい穀物を神に供え、それを食べて収穫を祝う といぅ習慣は、あった様です。

毎年、勤労感謝の日を中心とし、国民の農林水産業と 食に関する認識を深め
農林水産業者の技術改善、及び、経営発展意欲の高揚を図る為、財団法人
日本農林漁業振興会と 農林水産省との共催で ‘農林水産祭’ が 国民的祭典として
開催されています。
各 都道府県や市町村、各地の民間業者でも、この行事にならって 勤労感謝
の日には、農業祭特産市などが 多く開催されている様です。

普段、忙しく働いている皆さんも、元気に 働けている事を 感謝しつつ
この日は、ゆっくりと 身体を休めてみる、といぅのも 宜しいのでは?

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亥の子

晩秋の候
木の葉も 一枚一枚、枯れ落ちていく、今日この頃。
11月ともなると、さすがに 朝晩は、めっきり 冷え込む様に
なりましたね。
つい 先日まで お世話に なっていた 扇風機。
もぅ、温風ヒーターと 入れ替えないと いけませんね。 

「シュウプロの よもやま話」
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さて、今日の話題は・・・

‘亥の子’
などと いぅ言葉、聞き慣れない方々も 多く、いらっしゃいますか?

亥の子(いのこ)は、旧暦10月亥の月(新暦11月)亥の日
行われる 年中行事です。
主に 西日本で見られる行事で、亥の子祭り玄猪亥の子の祝いとも
呼ばれています。
行事の内容としては、亥の子餅を作って食べ、万病除去子孫繁栄
祈ります。 
猪は、1年に12匹の子供を産むと言われ、猪の多産と 健康に あやかりたい
といぅ願いが、こぅした習慣を 定着させたとも 考えられています。

亥の日の夕方から夜にかけて 子供たちが集まり、一軒一軒を巡って、歌を
歌いながら、平たく丸い石に つないだ縄を 上下させて 地面を つきます。
農村では、ちょうど 刈入れが 終わった時期であり、収穫を祝う意味でも
行われていますので、地面を つくのは、田の神を 天(山)に 返す為だと
されています。 

この行事は、古代中国での 旧暦10月 亥の日、亥の刻に 穀類を 混ぜ込んだ
餅を食べる風習から、それが日本の宮中行事に 取り入れられ、次第に
貴族や 武士にも広がり、やがて民間の行事 としても定着したと いわれます。

また、この日は 同時に 炉(ろ)開きの日でもあり、この年、最初に 炉や
こたつ に入れる 火(炭)を使って新米を炊き、亥の子餅を つくと 火災
逃れる ともされています。

時代は 移り変わっても、古き良き風習は 受け継ぎ、残していきたい
ものですよね。
今年は、11月10日が 亥の日です。
11月8日は、立冬ですし、いよいよ、が やって来ますよ。

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出汁(だし)

紅葉の候。
「秋深き、隣は 何を する人ぞ」
まぁ、何を していても どぅでも 良いですけど(笑)
この季節に なっても まだ 台風の発生です。
直に 立冬 だと いぅのに 季節感が ありませんね。

「シュウプロの よもやま話」
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さて、今日の話題は・・・

和食の 基本となる ‘出汁(だし)’
煮出汁
の略称で 食材の「うま味」の成分を 抽出した 液体。
醤油や 味噌、塩や 砂糖などの 調味料と 上手く組み合わせることで
料理の味を 向上させることができますね。
和食の出汁に 用いられる食材は 鰹節や 昆布、煮干し、椎茸などの
乾物が 一般的です。

乾物は 乾燥によって 食材の細胞膜が破裂されていて 長時間 煮込まなくても
成分が 抽出できるので 出汁に 向いています。

鰹節から とる「かつお出汁」
うま味の 成分は イノシン酸。
豊かな風味が 特徴ですね。
一番出汁は 平削り(花鰹)でとります。

昆布から とる「昆布出汁」
うま味の 成分は グルタミン酸。
上品で 控えめな 風味が 特徴。
野菜の 料理 全般に 適しています。
グルタミン酸は 母乳にも多く含まれ、赤ちゃんが 生まれて 初めて 口にする
うま味でも あります。

煮干しから とる「煮干し出汁」
うま味の成分は イノシン酸。
鰹に 比べ 酸味が弱く、香りは 強め。
味噌汁や めんつゆ、煮物などに 向いています。
関西では 「いりこ出汁」とも 呼ばれていますよね。
かたくちいわし が最も多く 使われます。

干し椎茸から とる「椎茸出汁」
うま味の成分は グルタミン酸、イノシン酸と 共に「三大うま味成分」の 一つ
とされる グアニル酸。
これを 多く含む 食材は ほぼ、干し椎茸 のみです。

最近では トビウオ からとる 「あご出汁」なども 流行りですね。

出汁の 歴史は 現在の 出汁に 近いものが 登場する 室町時代には 既に 始まり
日本料理の 流派、大草流の 料理本「大草殿より 相伝之聞書(そうでんのききがみ)」
といぅ 書物に 記されています。
江戸時代は 日本初の実用料理書「料理物語」に 昆布が出汁の食材として
使われていたことが 明記されていますし
また、明治時代になると「和食家庭料理法」を はじめとする 料理書からは
鰹節や 昆布の 出汁が 当時の 庶民にまで 普及していたことが うかがえます。

複数の 食材を 使って とる 出汁を「合わせ出汁」といい、うま味が 数倍に
感じられる「うま味の 相乗効果」が 高まる手法も 使われますね。
「うま味」を 科学的に立証したのも 日本人 科学者の 池田 菊苗。
世界的にも 「Umami」と 呼ばれる 共通語 となっています。

和食は ユネスコの 無形文化遺産に 登録された 日本の伝統 食文化。
その 基本となる 出汁。
現代にまで 受け継がれて来た、正に 偉大な 遺産ですよね。

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蕎麦の季節


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